きらぼし銀行様 導入事例~営業店業務のコスト削減、業務負荷軽減~
登記情報取得時における二重取得防止、
地番特定作業の時間ロス、契約書作成業務の手入力負担解消
きらぼし銀行様では、不動産登記の取得において、登記情報が行内で共有できおらず複数取得してしまう、登記情報を取得する際の住居表示から地番を特定するのに時間がかかる、紙の登記情報を見ながら手入力で融資契約書等を作成するのに時間がかかる、また、入力ミスによる差し戻しや目視によるチェックに時間がかかるといった課題を抱えておりました。
しかし、ホームズのオンライン登記情報システムを導入したことで、上記課題の解決に成功しました。
- 導入前の課題
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- 登記情報の
二重取得 - 住居表示から
地番の特定に
時間がかかる - 契約書作成時の
手入力負担、
入力ミス
- 登記情報の
実現したこと
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01登記情報の二重取得防止、物件調査の手間を大幅軽減
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登記情報提供サービス(民事法務協会)で取得した登記情報は行内全体で共有できないので、同じ登記を別の部署でとっていたとしてもわかりませんでした。
「オンライン登記情報システム」では、取得した登記情報が行内全体で共有できることから、すでに取得済みの登記情報や公図がある場合、再取得時に警告メッセージが表示されるので、二重取得を防止することができ、無駄なコストを削減することができました。
また、不動産登記をとるには地番が必要ですが、住所から地番を特定する際、紙の地図を見て地番を探していたほか、地図がない場合は法務局に電話で確認するなど、特定に時間がかかっておりました。
「ホームズMAP」は、地図に公図を重ね合わせてあるので、住居表示と地番の相互変換が地図上で瞬時に確認できます。これにより、住居表示から地番への変換がワンクリックでできるようになり、地番の特定にかかっていた業務時間を大幅に軽減することに成功しました。
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02RPAを利用した契約書の自動作成
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もともとは不動産登記を印刷し、内容をひとつひとつ確認しながら、物件情報を契約書に手入力していました。この、手入力作業が負担となっていたほか、入力ミスも発生していました。また、ミス防止のため、目視によるチェックを行わざるをえず、契約書作成にはかなりの時間がかかっておりました。
「契約書作成システム」は「極力手入力をしない」ことをコンセプトとして開発されたシステムであり、登記情報はRPA機能によって手入力せずに自行契約書のフォーマットへ自動的に変換されることから、これまで課題だった手入力負担や判読ミス、手入力ミスがなくなりました。
- 導入効果
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「オンライン登記情報システム」の二重取得防止機能により、登記情報の取得件数は10~15%削減できる見込み。
「ホームズMAP」により、住所から地番を特定する際の時間が年間約1,000時間削減できる見込み。
「契約書自動作成システム」により、契約書作成業務の時間が年間約5,000時間削減できる見込み。